「夜の長さをはかる葉っぱ」(テーブルの本)2014年08月17日 14:58

「雑草のはなし」はまもなく終盤に。
数々の“面白い”を発見し、楽しませてくれました。

その中の一つ、『オナモミの大きな葉っぱは、夜の長さを正確にはかる』というのです。
それは何故なの?という疑問がわきます。

『夜の長さの変化は、気温の変化を前もって教えてくれる。(中略)冬の到来を一、二ヶ月先取りして』寒くなる前に、タネをつくり越冬するという作戦です。さらに、彼らは時間の長さを知り、『15分間の長さの違いも認識しているのだ。』

植物たちは、各々生き残りをかけて、たくましく、賢く生きているのだなあと感心しました。

『』内は「雑草のはなし」田中修著。中公文庫

植物も『体内時計』を持っている(テーブルの本)2014年08月11日 15:54

私たちは決まった時間に自然と起きています。

毎朝起床時間をセットした時計に起こされこともなく、自然と目覚めています。

どこかへ出かける時、お昼寝は15分と決めて横たわる時、きちんとその時間に目覚めます。
本当に不思議です。

ところで、植物も同じように体内時計(植物時計)を持っているそうです。

『花の咲く時刻は決まっている』「雑草のはなし」(田中 修著・中公新書)の中で、『実は、それぞれの植物が開花するための刺激を受けているのだ。』

温度、光条件などに刺激を受ける植物や『前日の夕方、暗くなる刺激を感じて時を刻みはじめ、一定時間が経過するとツボミを開く。』

本当に自然の不思議な仕組みに驚かされます。

そんなことで、お隣さんの“ムラサキツユクサ”の観察を始めたのでした。きちんと“朝に花が咲き、昼に閉じる”を続けています。

『』内は「雑草のはなし」(田中 修著・中公新書)

「マジックテープ」(テーブルの本)2014年07月27日 11:31

秋、雑草の中を歩いていると、衣服にくっついてくる実を「ひっつき虫」と呼んでいます。
正しい名前は「オナモミの実」です。くっつくとはがすのが大変です。

この実にヒントを得て、クラレは「マジックテープ」を作ったのだそうです。
「雑草のはなし」(田中修著・中公新書)

私たちの身の回りでは、様々なところでマジックテープは活用されて、そのお陰をいっぱい受けています。

余分ですが、ここでひとつ「旅の一コマ」を加えます。

’97年ヨーロッパを旅したと時、最初はトルコのイスタンブールに入国。早々に失敗ばかりしました。

フロントで、ほどいたザックにくくりつけたマジックテープを見失いました。
そこで、フロントが手を尽くして日本語を話せるトルコ人を呼んでくれ、それでも解決しないので、その友人の日本人を呼んでくれたりと大騒ぎしました。

そのお陰で、トルコ人とイスタンブールを知り尽くした日本人女性グループと知り合い。イスタンで散々お世話になりました。

「ムラサキツユクサ」22014年07月23日 11:39

この花の観察を続けています。

ところがどうでしょう、屋内では、色あせて、咲く時間も萎む時間もまちまちです。
今日に至っては、咲かないで知らん顔しています。

戸外のお隣さんのを見てみると、今朝もきれいに咲いて、お昼には萎んでいました。

「雑草のはなし」(田中 修著・中公新書)では、たとえ日陰に入れても、正確に時間を刻み、時間が来ると咲くという花の紹介があったのですけど、、、。

それぞれ植物の個性があるのでしょうか?

「ムラサキツユクサ」(ツユクサ科)2014年07月20日 11:43

ご近所さんにもらったムラサキツユクサを花瓶に活けています。

当初、何気なく見ていると、朝に咲き、いつの間にやら花を閉じていました。

そこで、花は何時頃咲いて、何時頃萎むのか興味が沸きました。
昨日萎んだのは午前11時15分頃からでしたが、今日は11時40分過ぎても咲いています。

戸外に咲いている、お隣さんのを見に行ってみると、しっかり萎んでいました。

今朝6時半には、既に花は咲いていました。「雑草のはなし」で読んだ時、植物は正確な時間を刻んでいると記されていたので、これは戸外と室内とで違うのかなとも考えてみました。

と・このほどに、すっかり、「雑草のはなし」(田中 修著・中公新書)にはまりました。