「植物はすごい・七不思議篇」(田中修著・中公新書)2016年06月22日 09:40

先日本屋さんで別の本をさがしていると、懐かしい題名の本を見つけました。

そう、「植物はすごい」です。

同じ本かしらとみると手にとってみると、副題が「七不思議」と書いてあったので買いました。

就寝前のわずかな時間に少しずつ読んでいます。

10分間読書はずっと続けています。

「たった独りの引き揚げ隊」(石村博子著・角川文庫)2016年06月05日 17:47

10歳の少年が独りで満州曠野を1000㌔歩き通して、日本へ帰国したという事実の物語です。

少し前に感動して読み終えました。

北海道で置き去りにされた7歳の少年が生還したことで、よくぞそんな智恵があったのかと、驚いています。

物語の少年ビクトルは『日本人とコサックの血をあわせ持つ子ども』でした。母方の『祖父はコサックの集団を束ねるアタマン(頭目)として、関東軍が秘密裡につくった対ソ戦に備えての拠点であるコサック村で暮らしていた。』

少年ビクトルは、コサックの子どもたちと遊びの中で、いつか曠野で暮らすための様々の智恵を身に付けていました。

1945年日本は終戦を迎えて、多くの住民は引き揚げることになりました。それは大変な苦難であったことを私たちは知っています。

そした中を少年ビクトルは、親が引き留めるのを聞き入れず、独りで日本を目指したのです。

至る所で引き上げの住民にロスケと言われ、引き揚げ列車からはじき出されたのです。
仕方なく独りで曠野を歩くことになりました。

彼はコサックの祖父や仲間から自然の中で様々なことを学んでいたので、乗り切ることが出来たのです。それに比較して大和くんは、どのように行動したのでしょうか?彼の本能が働いたのでしょうか。

本当によかったです。

『』内は「たった独りのの引き揚げ隊」(石村博子著・角川文庫)より。

「人は生きていくのに忙しい」2015年09月10日 15:45

{「70歳生涯現役」の私の習慣}東畑朝子著を知人Hさんが貸してくれました。

早速読んでみると、共感することが多く、私ども高齢者へのエールと、捕らえました。

彼女の生き方に、私がこれまで生きてきたことにも通ずる所が、随所に見受けられ納得しました。

私も「70代のスポーツ」を現在も実行しているし、「晩学の効用」でも、公開講座に参加したり、美術館めぐりしたりと、ひとり旅などの趣味を持ち、楽しんでいます。

東畑さんは栄養士なので、栄養のこと、運動のこと、心のケアにも広く記述されていました。

「ほどほどに、ゆっくりと、とで、ちょうどよい。」と締めくくられていました。

無理をせずそうしたいものです。

「」内は「70歳生涯現役」の私の習慣}東畑朝子著より

「祖国の選択」(城戸久枝著・新潮社)2015年02月17日 10:35

2009年、著者城戸久枝さんの『あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅』をNHKでドラマ化した「遙かなる絆」を視聴して深く感動しました。

「祖国の選択」の第一章「夫の祖国、妻の祖国」、第二章「家族を殺された国で」を2日で一気に読みました。

『あの戦争』で置き去りにされた、中国残留孤児たちの凄惨な体験と過酷な生活を読み、心が痛みました。

私たち戦前の子どもたちも食糧難や苦しい生活を送りましたが、(私の場合)その比ではないような気がします。

この困難を生き抜いて帰国した彼らを祖国の人々は、同情すらなく、温かく迎えてはくれなかったようです。

悲しいことです。

「久しぶりの読書づけ」2014年10月03日 11:44

知人のOさんから2册の本を借りて読んでから、読書づけになりました。

読み終えると、なんだか手持ちぶさた。
また、2册本を購入して読破しました。また次ぎ次と読みたくなる。何なんでしょうね。

そうだ、「積ん読」しておいた本を読んでみようと、棚から下ろしたのは、
「神社は警告する」(高世仁・吉田和史・熊谷航共著。講談社)
「50歳からは炭水化物をやめなさい」(藤田紘一郎著・大和書房)
「脳はバカ、腸はかしこい」(藤田紘一郎著。三五館)です。

またテーブルに載せてみましょう。