「みつめる鍋はなかなか煮えない」2017年08月16日 18:02

タイトルは先月の中国新聞「球炎」に書かれていました。

この記事でふと思い出したのは、「お粥」のことです。

戦時中のことです。
いつも米粒が泳ぐようなお粥では、育ち盛りの私(11歳)は空腹でした。

母親が留守をした時、練炭火鉢に残ったお粥を煮詰めました。
煮詰めると、お粥になると考えたので、じっと鍋の底を見つめていました。
いくら経ってもお粥はお粥。

今なお、あのシーンを記憶しています。

「」内は2017/0724付け中国新聞より