「硫黄島からの手紙」2006年12月13日 18:30

表題と「父親たちの星条旗」とは、クリント・イーストウッド監督の2部作。私は残念ながら「父親たちの星条旗」はみていません。

私たち戦時中の子どもは、硫黄島での激戦を漏れ聞いて知ってはいました。 大画面で映じられる戦闘シーンは、想像を超えてとても正視に耐えられませんでした。

海を埋め尽くしたアメリカ軍船団、凄まじい轟音で攻める戦闘機、劣勢の日本兵は機銃掃射で追い立てられ、火炎放射器を浴びる。そして日本兵の残骸は累々と横たわる凄惨な場面。

栗林忠通師団長指揮下、兵たちは國に残した父母や妻、子のために、最後まで勇敢に闘い抜きました。映画が終わる頃には会場のあちこちですすり泣きが聞こえてきました。

とても心に残る映画でした。

映画鑑賞後、「硫黄島戦記・玉砕の島から生還した一兵士の回想」川相昌一著(光人社刊)を購入しました。