プラチナ・エクスプローラーのじまんばなし

最近熊の出没のニュースが取りざたされています。

里や街中に餌を求めて現れている様子。確かに人に危害を加えるので怖い熊です。仕方がないとは思うけれど、今年に入って２０００頭も射殺された（？）と聞いて驚きました。

人間たちは、それ、ナラ枯れだ、森の荒廃だ、里山の消滅だ、天候不順だ、温暖化だと声高にいう。

アラスカの辺境でただひとり、写真を撮り続けている松本紀生さんが、木に登り川に遡上するシャケを撮っていたところ、黒熊が下から登ってこようとしたそうです。

「あっちへ行って」と言うと、黒熊は２匹の小熊に危険を知らせて、自分も逃げて行ってくれたと話していました。

確かに自然が豊かでしょう。アラスカやカナダでは、人間と熊とは、ある距離を保って共生していることも語ってくれました。

熊さん里に出てこないで、お逃げなさいと言いたくなります。