「ハーメルンの笛吹き男」2006年09月16日 17:44

今朝の天声人語に、阿部謹也氏の「ハーメルンの笛吹き男」のことが引き合いに出されていました。このグリム童話は伝説を集めたとも言われています。

私がこの話を知ったのは紙芝居で、解説に伝説であることが記されていまた。何か不思議な雰囲気に包まれて興味をもちました。この物語は13世紀に起こったことらしいのです。

私が'97年にドイツを旅する時に是非訪ねてみようと思ったところで、もちろん阿部謹也氏の「ハーメルンの笛吹き男」も読んでみました。ところがその場所はおどろおどろしたところのようだったので怖くなり、一時はやめようとまで思ったのです。

勇を鼓舞して訪れたハーメルンは意外や意外、中世のドイツとは似ても似つかぬ落ち着いた明るい街でした。運良くカリオンの響きと「ハーメルンの笛吹き男」の市民劇も見ることも出来ました。

そして街のあちこちに辻音楽士が立ち、クラシック音楽を奏でていました。 忘れられない街のひとつです。