論語は活かされている(その1)2008年09月21日 12:08

『声に出して活かしたい論語70』を再度読み始めてみると、今まで目にも留まらなかった『孔子の名言』がびんびんと心に響いてきます。

以前読んだはずなのに、何故?、最初はしっかりと向き合わなかったからでしょう。そこで、気に入ったところや、感心したところ、驚いたところを少しご紹介してみましょう。

『子曰(のたまわ)く、過ぎたるは猶(な)お及ばざるが如し。

子曰く、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以(もっ)て師と為(な)るべし。「孔子が言われた。人の師となるのには、古いことをよく調べた上で、さらに新しい知識や見解を得ていなくてはならない」。

子曰く、義を見て為(せ)ざるは、勇なきなり。

勇子曰く、和を用(もっ)て貴しと為す。(孔子の弟子)。

子曰く、過(あやま)てば、改むるに憚ること勿れ。

子曰く、利に放(よ)りて行なえば、怨み多し。(利益をを得ることばかりを考えて行動していると、人に怨みを受けることが多い。)』などなどです。

『』内は「声に出して活かしたい論語70」三戸岡道夫編著・栄光出版社。

論語は活かされている(その2)2008年09月21日 12:33

論語を読んでいて、一番驚いたこと。

『聖徳太子が一七条憲法を制定したとき、その第一条に「和を以って貴しとなす」と引用しており、日本の政治理念のトップにあげている。 倭は和に通ずる。古来の日本は「和らぎ睦み合う」君子の国をめざしたのであり、二一世紀の地球上の国々も、この「和」の理念に向かって進んでほしいものである。』

あまりに素晴らしい内容なので全部載せました。

そう言われてみれば、この「和」という文字が北京オリンピックの開会式でも示されました。あの時「何故、日本の“和"という文字が表示されたの」と疑問に思ったのでした。

それが古き中国は孔子の生きた時代、弟子が語った名言だったとは、、、。ここでも活かされていました。

『』内は「声に出して活かしたい論語70」三戸岡道夫編著・栄光出版社より。